人の世とは、なんと居心地の悪いものであろうか。

2014年6月20日      ひと言法話, ブログ      松林院

寄生中1
「智に働けば角が立つ。情に棹(さお)させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい 」
「頭を下げて守れるものもあれば、頭を下げる故に守れないものもある」

上の二つの言葉は、夏目漱石さんと千利休さんのお言葉です。
2人の偉人が言っておられるように、人の世では、絶対に正しいというものはなく、
また、時代、状況、立場によって正しさというものは、変わってしまう儚いものです。
正にお釈迦さまがお説きになった「諸行無常」の世の中です。

また、聖徳太子も亡くなる間際に
「世間虚仮、唯仏是真」(この世の中はなんと虚しい、仮のもの。唯一仏のみがこれ真なり)と言っておられます。
飛鳥時代に日本国を治め、10人の人との会話を同時にできたといわれる聖徳太子でさえ、
臨終のときに「世間虚仮」と言っておられるのです。私たちが対人関係で問題を抱えるのも当たり前だと思います。

 それでは、私たちは何を指針にして生きていけばよいのでしょうか?

それは、聖徳太子が「唯仏是真」と言われたように、法華経を聞いて、お釈迦さまの智慧を是非頂いて下さい。
お釈迦さまが菩提樹の元で悟られた「法華経」を信じ、「南無妙法蓮華経」のお題目を唱え
、自分の事よりも全ての人の心の安穏、世界の平和を願い行動することが
お釈迦さまが仰られた「正しい生き方」なのです。
時代がいくら変わっても決して色褪せる事はありません。