諸法実相(十如・宇宙の仕組み)


諸法実相(十如・宇宙の仕組み)

十如

方便品第二に説かれている「十如是」
これは、諸法実相、つまり、この宇宙の仕組みを説き表しています。
上の図に書いたように、全てのものを(因)とします。
ここでは、分かりやすくするためにあなた(自分)だとお考え下さい。
(見にくいですが、図を見ながら読まれるとわかりやすいと思います━━(☆∀☆)━━!!!)

あなた(因)には、実体(体)があり、実体には、性質、性格(性)や姿形(相)があります。
そしてそれらはパワー、エネルギー(力)を持っていて、常に外に向かって放って(作)います。
そのエネルギーは、外側にある他(他因)のエネルギーとさまざまな形で関係(縁)を結ぶことによって、
理解、認識、感知され、必然的に自他それぞれに共通の結果(果)を
生むのと同時に応分の影響(報)を当事者だけでなく全てのものに与えます。
しかも、これらの9種類の要素(因、体、性、相、力、作、縁、果、報)は、
それぞれが単体として独立して機能しているのではなく、実際にはいくつもの要素と複雑に絡み合い、
多角的相互依存関係にあるのです。
その結果、性質、性格(性)や姿形(相)は、それ相応の「果」「報」を生み出すのと同時に、
その生み出した「果」「報」によって、より新たな性質、性格(性)や姿形(相)を
自己の中に形成していくのです。
従って、「果」「報」の原因の因(図:)の性質、性格(性)と、影響(図:)は
究極に研ぎすましていくと、同時性や即一性を有することになり、究極において等しいのです。

理論的には、上記のような感じです(;゚Д゚)
あくまでもわたしの感覚でいうと、
点と点がつながって線になっていく。線がさらに広がり、他の線と無数に交わっていく。
やがて、合わさった線が球体と姿を換えていく。
点は常に素早く動いている。ひとつの点が色を変えると球体も水のように色を変える。
私は、点であり、線であり、球体である。
(感覚は人それぞれ違うと思いますが、共感頂けたら最高です)

また、お釈迦さまは、「わたしは、想念や感情や意思あるこの体において、
宇宙と宇宙の因と宇宙の滅と宇宙の滅に至る道を説く」とも仰られています( ̄人 ̄)

この十如是が、「一念三千」という仏の智慧に照らし合わせると、
諸法(すべてのもの)の本当の実相は、「妙法蓮華経」となっているのです。
これは、また気力がありましたら。。。