四苦八苦

2015年9月3日      ひと言法話, ブログ      松林院

苦皆さん「四苦八苦」という言葉を聞いたことはありませんか?

例えば、お商売をされている方の会話に「最近お商売の方はどうですか?」
「いや〜、四苦八苦してますわー」など、
「四苦八苦」という言葉は日用用語としてもしばしば使われています。

 実は、この「四苦八苦」という言葉は、仏教用語でお釈迦さまの教えなのです。
お釈迦さまは、人生は「苦」に満ちていると説かれ、「苦」の本質は我執だと仰いました。
我執とは、自分に執着し、様々な欲にとらわれることです。
そして、この世の根本的な苦しみを「四苦八苦」に分けられました。
四苦とは、「生苦・老苦・病苦・死苦」です。
さらに「愛別離苦(あいべつりく)・怨憎会苦(おんぞうえく)・
求不得苦(ぐふとっく)・五蘊盛苦(ごうんじょうく)」の四苦を足して八苦とされました。
それぞれの「苦」を簡単に説明致しますと、

生苦・・・生まれた苦しみ

老苦・・・老いる苦しみ

病苦・・・病の苦しみ

死苦・・・死の苦しみ

愛別離苦(あいべつりく)・・・愛する人と別れなければならない苦しみ

怨憎会苦(おんぞうえく)・・・嫌いな人とも出会わなければならない苦しみ

求不得苦(ぐふとっく)・・・求めても得られない苦しみ

五蘊盛苦(ごうんじょうく)・・・心身に関する苦しみ

になります。私たちの身近な苦しみを想像しても全てのこの八苦の中に分類されます。
お釈迦さまは3000年以上前に私たちの苦しみの根元を見つけられていたのです。
もし、この八苦に該当しない「苦」を見つけられたらそれは大発見かもしれません。