お寺の掲示板 R4.3.29


お寺の掲示板 R4.3.29

こちらのお言葉は日蓮聖人が『事理供養御書』というお手紙に書かれた一説です。
法華経以前に説かれたお経では
「万法(すべてのもの)は心から生じている」と説かれています。
例えば、心が大地ならは、草木は私たちの心から生まれてきます。
しかし、法華経はそうではなく、
「心がすなわち大地であり、大地はただちに草木である」というのです。

つまり、あなた心とすべてのものの間には一切の距離はなく一体であり、
分けられるものではないと説くのです。


法華経以前では
「心の澄むのは月のごとく、心の清らかなことは花のごとくである」と言いますが、
これでは、心と月、心と花の間には距離がありますね。
法華経ではそうではなく、
月こそあなたの心であり、花こそあなたの心である」というのです。
文の心は、森羅万象に仏をみるということはその心もが仏であり、
それは、久遠のお釈迦さまと一体になるということなのです。

お花見の季節がやってまいりましたね^^