
向かって中央の左に居られるのが、釈迦如来(お釈迦さま)です。
右に居られるのが、多宝如来です。
釈迦如来、多宝如来の両脇に居られるのは、菩薩です。
釈迦如来のお隣にいる方から浄行菩薩、安立行菩薩、
多宝如来のお隣にいる方から上行菩薩、無辺行菩薩です。
釈迦如来、多宝如来の下の方に座られている方が日蓮聖人です。
当山の本尊の形態を一塔両尊四士といい、お釈迦さまが法華経を説かれている様子を現しています。
多寶如来さまが入られている塔のことを宝塔といいます。法華経の見宝塔品第十一に説かれているように、インドの霊鷲山でお釈迦さまがお説法をされていると、大地が割れ、地中より非常に立派な宝塔が現れ、天高くに留まります。
多寶如来さまは、お釈迦さまをご自身の右側に席を空け、お釈迦さまをお座らせになられます。そして、お釈迦さまの説かれている法華経は全て、真実であると証明されました。
また、従地涌出品第十五にて、また大地が割れ、大地一面から数えきれないほどの菩薩が涌き出てきます(地涌の菩薩)。その菩薩たちの筆頭が上行菩薩・無辺行菩薩・浄行菩薩・安立行菩薩です。これらの菩薩はお釈迦さま亡き後の末法の世(現代)において仏法を護持するものとされています。
私たちが本堂で手を合わせる時、私たちはいつでもお釈迦さまのお説法を聞くことが出来るのです。