2015年11月13日
わたしたちの目標
お釈迦さまのお弟子である仏教徒の私たちの目的は、
御先祖さまのご供養だけではなく、「成仏」です。
成仏とは、仏さまと同じ心になり、仏さまと同じ行動をすることです。
『妙法蓮華経方便品』に
「もし法を聞くことあらん者は、一りとして成仏せずということなけん」と仰って、
私たちの成仏を約束して下さっています。法を聞くということは、仏さまの御心を頂くということです。
御心を頂くを頂くということは、お釈迦さまが法華経で仰っていることを信じ、行動することです。
法華経には、苦の滅し方や、私たちがどのように生きて行けばいいのかというとこが沢山書かれています。
その中でも一番大切ものが、お自我偈の最後の部分の
「毎自作是念 以何令衆生 得入無上道 速成就佛身」です。これは、久遠の本仏の誓願です。
つまり、「私は、いつもいかなる時もこう願っている。
どのようにしても全ての人をこの上なき最上の教えである法華経の道を歩ませ、
仏の身を成就させ、苦しみから解放させよう。これが永遠で滅することのない私の願いだ。」
と久遠の本仏は仰っています。まず、私たちはこの願いを信受し、
その大慈悲に包まれて生きているということに気付かなければなりません。
そして、久遠の本仏の御心を自分の中に受け入れ、久遠の本仏のお手伝いをさせて頂くように、
自分の周りの人の為に生きなくてはならないのです。
それこそが、お釈迦さまのお弟子である仏教徒の私たちの目的であり、生き様なのです。