当山の仏さま

本堂の仏さま

向かって中央の左に居られるのが、釈迦如来(お釈迦さま)です。
右に居られるのが、多宝如来です。
釈迦如来、多宝如来の両脇に居られるのは、菩薩です。
釈迦如来のお隣にいる方から浄行菩薩、安立行菩薩、
多宝如来のお隣にいる方から上行菩薩、無辺行菩薩です。
釈迦如来、多宝如来の下の方に座られている方が日蓮聖人です。

当山の本尊の形態を一塔両尊四士といい、お釈迦さまが法華経を説かれている様子を現しています。

多寶如来さまが入られている塔のことを宝塔といいます。法華経の見宝塔品第十一に説かれているように、インドの霊鷲山でお釈迦さまがお説法をされていると、大地が割れ、地中より非常に立派な宝塔が現れ、天高くに留まります。
多寶如来さまは、お釈迦さまをご自身の右側に席を空け、お釈迦さまをお座らせになられます。そして、お釈迦さまの説かれている法華経は全て、真実であると証明されます。 

また、従地涌出品第十五にて、また大地が割れ、大地一面から数えきれないほどの菩薩が涌き出てきます(地涌の菩薩)。その菩薩たちの筆頭が上行菩薩・無辺行菩薩・浄行菩薩・安立行菩薩です。これらの菩薩はお釈迦さま亡き後の末法の世(現代)において仏法を護持するものとされています。 

私たちが本堂で手を合わせる時、私たちはいつでもお釈迦さまのお説法を聞くことが出来るのです。


四天王

仏教の四人の守護神です。

持国天

東方を護る守護神。国家守護(家内安全)の神さま。

広目天

西方を護る守護神。情報の神さま。

増長天

南方を護る守護神。五穀豊穣の神さま。

多聞天(毘沙門天)

北方を護る守護神。福徳、財宝の神さま。


慈母観音さま

慈母観音さま

慈母観音菩薩は、母が子に対するがごとく、どこまでも深く大きい慈愛の心を表わした菩薩像です。

当山では、平成29年より慈母観音さまを建立いたしました。懇ろにあかちゃんを供養させて頂きます。


宇賀徳正神さま

当院の社には「宇賀徳正神」とういう白蛇の神さまが祀られています。
弁才天の頭の上に乗っているお姿を目にすることがあります。 

宇賀徳正神は、一般的には、幸福・利益・智慧・財力の神さまとして知られて居り、当山では、子育ての神さまとしても伝えられています。
当山に祀られた経緯としてこの様なお話があります。
明治時代、当山周辺で原因不明の病や不慮の事故で多くの子供たちが亡くなり、地域全体が悲しみに暮れていました。そこで当山第47世 行学院日隆上人は、この土地を守る神さまを宇賀徳正神とし、境内にお祀りしました。すると不思議と流行り病や不慮の事故で亡くなる子供たちが無くなり、地域に明るさが戻ったと伝えられています。 

参拝者の方にも宇賀神さまの御利益をお分けしたいと思い、御首題にしました。 

こちらの御首題を希望の方は「宇賀神さまの御首題」とお申し付けください。

宇賀徳正神さま
宇賀神さまの御首題