松林院の山門について


松林院の山門について

先日、御首題を頂きに来られた方が山門を見て、「珍しい形ですね」と仰いました。
そうなんです。うちの山門はお寺ではあまり見られない形をしているんです。

通常お寺の山門と言えば、下の写真のような薬医門(やくいもん)が多いと思います。
薬医門とは、門柱の後ろに控柱が2本設けられた門のことを言います。
お写真はお隣の本實院さまの山門です。

ところがうちの門は、冠木門(かぶきもん)と言い、
門柱を横木(冠木)によって構成した簡素な造りの門になります。

どうして松林院の門は簡素な冠木門なのか…
お金がなかったから?
いいえ。違います。
only oneを目指したから?
いいえ。違います。
時代は安土桃山時代まで遡ります。
あの太閤 豊臣秀吉から伏見城の外門を松林院に直接下賜されたと伝えられています。
俗に言う、「伏見城の遺構」になります。
伏見城の遺構は多く残っており、有名なものでいうと、
江戸城伏見櫓、南禅寺金地院方丈、常寂光寺本堂、西本願寺玄関・書院・唐門・飛雲閣!
豊国神社唐門、妙覚寺大門とあります。
そのうちの外門が松林院にやってきました。
修復を重ねていますが、門柱は当時のものだそうです。